2018年01月31日

カラブリア フェッロチントプロモーション 2017

カラブリア フェッロチント プロモーション 2017


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無名であったカラブリア州コセンツァ県、ポッリーノ地域のポテンシャルを見出し、

2000年代前半から土壌調査の上、始まったプロジェクト。


フェッロチント社のワインは年々クオリティーを上げており、

今ではコセンツァエリアを代表するワイナリーへと成長しました。


今年2017年は、フェッロチントとアルトリヴェッロ共に創業10周年、


それを記念して、改めてフェッロチントのワインを知ってもらうため、更なる躍進のため、

日本でのプロモーションを行なう事となりました!



このブログでは

フェッロチントのワイナリーの説明とアイテムの詳細でフェッロチントの魅力と、

全国各地でお買い求めることのできるワインショップ、

お食事と共にフェッロチントのワインを楽しめる飲食店をご案内していきます!



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ワイナリー紹介

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【蔵名】 テヌテ フェッロチント
【所在地】 カラブリア州 コセンツァ県 カストロヴィッラリ
【オーナー】 ルイージ=ノラ(カンポヴェルデSPA)
【エノロゴ】 ステファノ=コッポラ
【コンサルタント】マルコ=モンキエロ
【設立】 2007年



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3つの山脈と、2つの海が産み出すミクロクリマの個性。
カラブリア州最北の地
Ferrocintoが在るポッリーノ地域の個性は、『酸と香り』です。
ポッリーノ山脈、シーラ山脈からの冷たい風、

そしてティレニア海からの温暖な風が産み出す絶妙な寒暖差。
イタリアを代表する桃の産地としても知られるカストロヴィッラリ。
その中でも、遥か昔から『Vigna』と呼ばれていた集落こそ、
現オーナー、ルイージの母方の家系
サリトゥリ男爵家が別荘として所有してきたTenuteFerrocintoです。
この最高の条件のぶどう畑を活かすため、ルイージの父方の家業であり、
桃の栽培や酪農で、カラブリア州最大の規模を誇るCampoverde
SPAが中心となり、
最高のスタッフと、設備投資のもと、2000年にプロジェクトが始められました。
コンサルタントにはロエロのマルコ=モンキエロ。
専属エノロゴにはパレルモ大学の秀逸な若手醸造家ステファノ=コッポラが起用されました。
ポリーノ地域の地場葡萄マリオッコへの回帰を軸とした、畑の植え替えも行われ、
2007年に、正式にワイナリーとしてスタートします。
親しみやすいベースのIGPからリリースを始め、
赤はマリオッコ、白はグレコ・ビアンコを軸に、ラインナップも増えていきました。
2011年には、機能していなかったDOCが統廃合。
マリオッコをメイン品種としたDOP
テッレデイコセンツァが誕生しました。
プロジェクト発足から15年。
POLLINO地域、そしてTerre di Cosenza DOPを代表するワイナリーとして、
更なるカラブリアワインの地位向上の為、邁進しています。

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TERRE DI COSENZA IL MONDO DEL MAGLIOCCO

IL MONDO DEL MAGLIOCCO.png
Ferrocinotoが有る、カラブリア州カストロヴィッラリは、
テッレ・ディ・コセンツァというDOPエリア内に在ります。
このDOPですが、実は2011年に生まれた新しいDOPで、
それまでは、コセンツァ県にはいくつかの小さなDOCが
存在していました。

CalabriaDOCVecchio.png

San Vito di Luzzi
Donnici
Pollino
Verbicaro
Ferrocintoのプロジェクトが始まった2000年代前半、
廃止された4つのDOCは、殆ど機能していなかったそうです。
それは、何故かというと、旧DOCの赤ワインの
主要品種はガリオッポ。
そう、沿岸部のチロ地域で有名な品種です。
しかし、コセンツァ県の各DOC地域では、ガリオッポ種
から上質なワインを作るのは、なかなか難しかったようです。
Ferrocitoのプロジェクトが始まるにあたり、醸造家の
マルコ=モンキエロ氏。パレルモ大学の醸造学部の
研究チームが、ポッリーノ地域の土壌調査を徹底して行いました。
結果として、海抜が400m〜500mにもなるポッリーノ地域で
晩熟型のガリオッポ種を植えた場合、11月末まで待たないと、
葡萄は完熟しないことが分かりました。
確かに、海の近くのチロ地域で良いワインを産み出す葡萄が
海抜が400mも高い場所で、同じように熟す訳はないですよね。
そこで、着目したのが、古くからポッリーノ地域に植えられていたものの、
DOC規定により、居場所を失っていたマリオッコ種です。
マリオッコは早熟型の葡萄ですが、ポッリーノの地域の平均気温だと、
10月上旬には完熟出来る計算になります。
そこでFerrocintoでは、長い間植えられてきたガリオッポ種を植え替え
Ferrocintoのメイン品種として、マリオッコの使用を決定します。
まだDOP改正の前の話、なので、当然IGPとしてしかリリースできず。
現在のDOPマリオッコから先行リリース。
州政府や、専門機関にマリオッコと土壌の研究結果をアピールし、
やっと2013年。法律が改定。
Terrre di CosenzaDOP初のマリオッコとして
Terre di Cosenza Pollino Rosso 2011がリリースされました。
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Terre di Cosenza DOP.jpg
タイルで有名なコセンツァの街ということで、タイル模様の間にCosenzaの「C」
なかなか素敵なロゴマークです。
このDOPテッレ・ディ・コセンツァに
San Vito di Luzzi
Donnici
Pollino
Verbicaro
の4つのDOCが統合され、Cosenza県全体が
Terre di Cosenza DOPとして生まれ変わりました。
新しいDOPには、以下のカテゴリーに分かれています。
piramide_sottozone.png
Ferrocintoの有るPollino地域は、Terre di Cosenza DOPの
サブゾーンとして、ラベルへの記載が認められます。
TERRE DI COSENZA POLLINO
このDOP名プラスサブゾーン(SOTTOZONA)の表記が
最も上級レンジという事になります。
このサブゾーン。7つの地域が認められました。
Sottozona.jpg
Verbicaro
Pollino
Esaro
Colline del Crati
Condoleo
San Vito di Luzzi
Donnici
Terre di Cosenzaの7つのサブゾーンです。


さらに注目なのが、マリオッコが他の品種よりも上に記載されているという事。
Terre di Cosenzaが、マリオッコという、一時期は絶滅に
追いやられた、歴史ある土着品種と共に、北カラブリア地域の
改革を進めて行くという、大きな決意でも有るのです。

TERRE DI COSENZA
IL MONDO DEL MAGLIOCCO

今後の成長が注目のエリア。
皆さんも、マリオッコ、始めて見ませんか?


posted by フェッロチント at 17:14| Comment(0) | FERROCINTO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする